日経平均株価って何だろう?身近な例でわかりやすく説明
みなさんは、テレビのニュースで「今日の日経平均株価は〇〇円でした」という言葉を聞いたことがありますか?
大人たちが真剣な顔で話している「日経平均株価」は、実は私たちの生活と深く関わっている大切な数字なんです。
日経平均株価とは、日本を代表する225社の会社の「元気度」を表す成績表のようなもの。
この数字を理解すると、日本の経済がどんな状態なのか、そして私たちの生活にどんな影響があるのかがわかるようになります。
この記事で学べること
- 日経平均株価は日本の有名企業225社の「成績」を合わせた数字で、日本経済全体の健康状態を示している
- みんなが知っている任天堂、トヨタ、ユニクロなどの会社も日経平均株価に含まれている
- 株価が上がると給食の材料が増えたり、新しいおもちゃが作られたりする可能性がある
- 会社の株を買うことは「がんばれ!」と応援することと同じ意味がある
- 経済の仕組みを学ぶと、将来の夢を実現するための準備ができる
今回は、小学生から中学生のみなさんに向けて、日経平均株価の仕組みをクラスの平均点や給食、おもちゃなど身近な例を使って説明していきます。難しそうに聞こえるかもしれませんが、一緒に楽しく学んでいきましょう!
クラスの平均点で理解する日経平均株価の基本

日経平均株価を理解する一番簡単な方法は、クラスのテストの平均点を思い浮かべることです。
例えば、みなさんのクラスが30人いるとします。算数のテストを受けたとき、全員の点数を足して30で割ると、クラスの平均点が出ますよね。この平均点を見れば、クラス全体がどれくらい算数を理解しているかがわかります。
日経平均株価は、日本の会社の中から特に重要な225社を選んで、その会社たちの株価(会社の値段のようなもの)を特別な計算方法で平均したものです。
ただし、クラスの平均点と少し違うのは、すべての会社が同じ重みではないということ。例えば、ユニクロを運営するファーストリテイリングという会社は、日経平均株価の中でとても大きな影響力を持っています。クラスで言えば、算数がとても得意な子の点数が2倍カウントされるようなイメージです。
みんなが知っている会社も日経平均株価の仲間

日経平均株価を構成する225社の中には、みなさんもよく知っている会社がたくさん含まれています。
子供たちにも身近な日経225の企業たち
実は、みなさんの生活の中にある多くのものが、日経平均株価に含まれる会社によって作られています。
🎮 ゲーム・おもちゃ関連
- 任天堂 – スイッチやマリオ、ポケモンのゲームを作っている会社
- ソニーグループ – プレイステーションを作っている会社
- バンダイナムコ – ガンダムやアンパンマンのおもちゃを作っている会社
その他にも、トヨタやホンダ(車)、明治(お菓子や牛乳)、味の素(調味料)、資生堂(化粧品)など、家族が使っている商品を作る会社がたくさん入っています。
これらの会社が元気になって株価が上がると、日経平均株価も上がります。つまり、みなさんが大好きなゲームやお菓子を作る会社の調子が、日本全体の経済の調子を表しているんです。
どうやって225社が選ばれるの?
日経平均株価の225社は、日本経済新聞社という会社が選んでいます。選ぶときの基準は主に2つあります。
1つ目は「流動性」といって、その会社の株がたくさん売買されていること。みんなが欲しがる人気のカードと同じで、よく交換される株を持つ会社が選ばれます。
2つ目は「バランス」です。食べ物の会社ばかりでなく、車の会社、薬の会社、銀行など、いろいろな種類の会社を選んで、日本全体の経済がわかるようにしています。給食の献立が、ご飯、おかず、野菜、牛乳とバランスよく組まれているのと同じですね。
株価の変動が私たちの生活に与える影響

「でも、日経平均株価が上がったり下がったりして、私たちの生活に何か関係あるの?」と思うかもしれません。実は、とても大きな関係があるんです。
株価が上がると起こる良いこと
日経平均株価が上がるということは、日本の会社が元気になっているということです。会社が元気になると、こんな良いことが起こります。
例えば、ゲーム会社の株価が上がると、その会社は「みんなが私たちのゲームを応援してくれている!」と感じて、もっと面白いゲームを作ろうとします。そのためには、新しい人を雇ったり、働いている人のお給料を上げたりします。
身近な例で考えてみよう
学校の給食を例に考えてみましょう。
日経平均株価が上がって経済が良くなると、給食を作る会社も元気になります。すると、給食のメニューが豪華になったり、デザートが増えたりするかもしれません。逆に経済が悪くなると、材料費を節約しなければならなくなることもあります。
株式投資は会社への「がんばれ!」の応援

株を買うということは、その会社に「がんばって!」と応援することと同じです。
会社はどうやってお金を集めるの?
新しいお店を作ったり、新しい商品を開発したりするには、たくさんのお金が必要です。でも、会社の社長さん一人のお金では足りません。
そこで会社は「株式」というものを発行して、たくさんの人から少しずつお金を集めます。株を買った人は、その会社の「株主」になって、会社の成長を一緒に応援する仲間になるんです。
例えば、みなさんがクラスで文化祭の出し物をするとき、みんなでお金を出し合って材料を買いますよね。それと同じように、会社もたくさんの人からお金を集めて、大きな仕事をするんです。
株価はどうやって決まるの?
株価は、その会社を応援したい人が多いか少ないかで決まります。
人気のポケモンカードの値段が上がったり下がったりするのと同じ仕組みです。みんなが欲しがれば値段が上がり、人気がなくなれば値段が下がります。
日経平均株価の最新の動きと歴史

日経平均株価は、長い歴史の中で大きく上がったり下がったりを繰り返してきました。
最近の日経平均株価はどうなっているの?
最近の日経平均株価は、歴史的に見ても高い水準にあります。これは、日本の会社が新しい技術を開発したり、海外でたくさん商品を売ったりして、元気になっているからです。
特に、AIやロボットなどの新しい技術を作る会社や、世界中で人気のゲームやアニメを作る会社が活躍しています。みなさんが大好きな日本のアニメやゲームが、世界中の人たちに愛されていることも、日経平均株価を押し上げる要因の一つなんです。
株価の歴史から学ぶこと
日経平均株価は1949年から計算が始まりました。最初は176円21銭という数字から始まって、現在は5万円を超えることもあります。
この長い歴史の中で、日本は戦争の後の復興、高度経済成長、バブル経済とその崩壊、そして現在の新しい成長期を経験してきました。株価は、その時代の日本の元気度を表す鏡のようなものだったんです。
176円から5万円へ:約280倍の成長!
子供たちが経済を学ぶことの大切さ

「でも、子供の私たちが経済のことを学んで、何の役に立つの?」と思うかもしれません。実は、とても大切なことがたくさんあるんです。
将来の夢を実現するために
みなさんには、きっといろいろな夢があると思います。ゲームクリエイターになりたい、お医者さんになりたい、YouTuberになりたい…どんな夢でも、経済の仕組みを理解していると実現しやすくなります。
例えば、ゲームクリエイターになりたいなら、ゲーム会社がどうやってお金を集めて、どうやって利益を出しているのかを知ることが大切です。お医者さんになりたいなら、病院の経営や医療費の仕組みを理解することが役立ちます。
📚 今から始められる経済の勉強
- おこづかい帳をつけて、お金の使い方を学ぶ
- ニュースで日経平均株価をチェックしてみる
- 好きな会社について調べてみる
- 家族と経済のニュースについて話してみる
賢いお金の使い方を身につける
経済を理解すると、お金を賢く使えるようになります。
おこづかいをもらったとき、全部使ってしまうのではなく、一部を貯金したり、本当に必要なものに使ったりできるようになります。これは「投資」の考え方で、将来のために今のお金を大切に使うということなんです。
また、物の値段がどうやって決まるのかを理解すると、「これは高すぎる」「これはお得だ」という判断ができるようになります。
まとめ:日経平均株価から学ぶ経済の面白さ
今回は、日経平均株価について、クラスの平均点や給食、おもちゃなど身近な例を使って説明してきました。
日経平均株価は、単なる数字ではありません。日本の225社の会社の元気度を表す大切な指標であり、私たちの生活と深く関わっています。みなさんが大好きなゲームやお菓子を作る会社も含まれていて、これらの会社が元気になると、新しい商品が生まれたり、家族のお給料が増えたりする可能性があります。
株式投資は会社への応援であり、経済を学ぶことは将来の夢を実現するための大切な準備です。今はまだ難しく感じるかもしれませんが、少しずつ理解を深めていけば、きっと経済の面白さがわかってくるはずです。
明日からニュースで「日経平均株価」という言葉を聞いたら、「ああ、日本の会社たちの成績表のことだな」と思い出してください。そして、その数字の向こうに、たくさんの人たちががんばって働いている姿があることを想像してみてください。
経済は私たち全員の生活に関わる大切なものです。みなさんも、これを機会に経済について興味を持って、少しずつ学んでいってくださいね。
よくある質問(FAQ)
225という数字には歴史的な理由があります。1950年当時、東京証券取引所に上場していた会社の数や、日本経済全体をバランスよく表すために選ばれた数だと言われています。多すぎると計算が複雑になり、少なすぎると日本全体の様子がわかりにくくなります。クラスの代表を選ぶとき、全員では多すぎるし、2〜3人では少なすぎるのと同じですね。
残念ながら、未成年(18歳未満)の人は自分だけでは株を買うことができません。でも、親御さんが「未成年口座」という特別な口座を作ってくれれば、親御さんの管理のもとで株式投資を体験することができます。まずはおこづかいの管理から始めて、お金の大切さを学ぶことが第一歩です。
日経平均株価が下がっても、すぐに生活が大きく変わることはありません。ただし、長期間下がり続けると、会社が新しい商品を作りにくくなったり、家族のボーナスが減ったりする可能性があります。でも、経済は上がったり下がったりを繰り返しながら成長していくものなので、心配しすぎる必要はありません。
日経平均株価が225社の平均なのに対し、TOPIX(東証株価指数)は東京証券取引所プライム市場の全銘柄(約2,000社以上)が対象です。日経平均がクラスの代表メンバーの平均点なら、TOPIXは学年全体の平均点のようなものです。どちらも日本経済の健康状態を測る大切な指標です。
まずは身近なところから始めましょう。新聞の経済面を読んでみたり、好きな会社のホームページを見たり、家族と経済のニュースについて話したりすることから始められます。また、経済をテーマにしたボードゲームで遊んだり、子供向けの経済の本を読んだりするのも良い方法です。大切なのは、楽しみながら少しずつ理解を深めていくことです。